【那珂良しラジオ】金子商店

味噌の仕込む時期は、雑菌が繁殖しにくく、
秋に獲れた新鮮なお米と大豆を味噌の原料にできることから、
冬の1月~3月に集中します。
そんな冬の訪れを告げる味噌の寒仕込みが、
那珂川町の老舗の味噌屋 金子酒造でも最盛期を迎えています。

馬頭中心商店街に佇む 見るからに時をいい具合に重ねた建物。
『 天保蔵出し 味噌 』と書かれた 大きな日よけ暖簾が目を引きます。
黒く色づいたガラスの格子戸をガラガラと音を立てて開けると、
その瞬間、優しい味噌の香りにふっと包まれます。

金子商店は、創業300年を数え、味噌造りを始めて古い歴史のある老舗です。
江戸時代には水戸藩の勘定奉行勝手方に属し、
馬頭地区の財政を担当していたことから、
過去の歴史や文化を物語る古文書や道具なども数多く残っおり、
その一部は、敷地内の「土蔵ギャラリー 金子懐古館」で
展示されています。

味噌屋にとって、寒仕込みを行う1月から3月の
冬の時期というのは1年で最も重要な季節です。

味噌を1回の仕込むのには、トータル4日間もの時間と手間暇をかけます。

味噌作りの要となる麹は、お米から50時間もかけて作り出し、
そのあとすぐに大豆を蒸し、塩と混ぜ合わせます。
この仕込みの4日間は、外出を控え、早朝・深夜、時間を問わず、
寝る間も惜しんで、こまめに様子を見るそうです。

『 手間をかけてあげただけ、味噌はいいものができるんだよ 』

と話す 11代目の金子 一哉さんの表情は誇らしげで、
わが子を育てるように、大事に大事に味噌作りをしている様子が
ひしひしと伝わってきました。

仕込みの終わった味噌は、1~3年熟成させます。
樽に入れて出来上がるまでは、一切蓋を開けず、
来年のこの時期までのお楽しみです。

毎年同じように仕込んでも、味噌は生き物。
なかなか同じものはできあがりません。
しかし手間暇かけた味噌の味は、言わずもがな!!
その年、その年の味を味わうのも、なかなかおつなものです。

寒仕込みの季節ではありますが、
今年もおいしいお味噌が出来上がりました。

金子商店 自慢のお味噌。
ぜひ一度、味わってみてください。

番組ホームページはこちら♪
www.berry.co.jp

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★posted by『batoinfo』★

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