【那珂良しラジオ】馬頭高校水産科

栃木県立馬頭高等学校の水産科は、
内陸県唯一の水産専門学科でもあり、
国内唯一の淡水専門の水産科として、全国でもめずらしい学校です。
特に今年度は、難しいウナギのふ化に成功したり、
全国水産・海洋系体験発表会で、最優秀賞を受賞したりと、
素晴らしい研究成果を残しています。
今週は、そんな馬頭高校水産科の生徒のみなさんの活躍をご紹介します。

■□■□ 水産科生徒がウナギのふ化に成功!! ■□■□

馬頭高水産科の生徒の研究グループが、昨年ウナギの人工ふ化に成功しました。
ウナギのふ化は、排卵を促す注射のタイミングを見極めるのが難しく、
これまでふ化に成功しているのは2つの専門機関しかありません。

高校生では非常にレベルの高い研究で、今回の成功はまさに快挙と言えます。

馬頭高校では授業の課題研究として2003年度から取りかかり、
生徒が代々研究を受け継いできました。
本年度は3年生の岡島将太くん、塚原涼太くん、石田侑哉くん、大島康嵩くん
の4人が担当しました。

岡島くんたちは、近くの やな から揚がった天然のウナギを譲りうけ、
メスのウナギに週1回、卵巣を成熟させるためにホルモン剤を注射してきました。
しかし、注射の前の麻酔でウナギが弱ってしまったり、うまく大きくならなかったりと、
きちんと成熟するウナギを選ぶのが難しかったそうです。

体重を量りながら成熟の様子を観察し、
天然ウナギ1匹を卵を持つまで成熟させることに成功しました。
みんなで考えた目安の体重になったところで、排卵誘発剤を与え、
見事、ウナギの卵を採ることができました。

その後、受精・ふ化にも無事に成功しましたが、
水温を調整する機械の不具合のため、
ふ化してから2日で生存が確認できなくなりました。

ウナギの完全養殖は難しく、一般的に流通するまでは
まだまだ時間がかかる見込みです。
ぜひ、馬頭高校発信で『 ウナギの完全養殖 』の夢まで
近づけていってほしいと思います。

■□■□ チョウザメの養殖研究が最優秀賞!! ■□■□

馬頭高水産科3年の清野陽司くんが2年生から取り組んだチョウザメの養殖研究が、
全国水産・海洋系体験発表会で、最優秀賞!
全国の各専門分野を学ぶ高校生が研究の成果を発表する
全国産業教育フェア鹿児島大会 意見・体験発表の部でみごと優秀賞を受賞しました。

清野くんは課題研究で、難しいチョウザメの採卵に挑戦しました。

チョウザメの養殖は、民間で成功しているところもあるのですが、
企業秘密のところも多く、情報が公開されていないので、
論文を読み、少ないデータから、
いろいろと自分で考えながら研究を進めるのが
難しかったそうです。

採卵には失敗してしまったのの、
ホルモン注射を打つ時の水温 や 血中のホルモン濃度など、
この研究で得られたこともありました。

清野くんの研究は終わってしまいますが、
清野くんの意志を引き継いで、
来年度以降も在校生のみなさんに頑張ってもらいたいです。

清野君は、広島県の福山大生命工学部海洋生物科学科への進学が決まっており、
大学で教員免許も取り、馬頭高校に帰ってきたいと
と夢をまた語ってくれました。

教員となって馬頭高校に帰ってきた際には
ぜひ、またお話を聞かせてほしいです。

清流 那珂川のもと、日々研究・高校生活に勤しんでいる
馬頭高校水産科のみなさん。
その生き生きとした姿に、私たちも元気をもらいました。
これからの活動・研究にも期待しています!!

番組ホームページはこちら♪
www.berry.co.jp

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★posted by『batoinfo』★

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