【那珂良しラジオ】馬頭広重美術館

那珂川町の中心部に位置する『馬頭広重美術館』。
馬頭広重美術館では、かの有名な浮世絵師 歌川広重の
版画や肉筆画を300~400点ほど収蔵しています。
また隈 研吾氏の設計による建物は、広重の芸術と伝統を表現する
落ち着きのある素敵な外観となっています
馬頭広重美術館でまず、目を惹かれるのが建物の建築美です。

杉の材木が格子状に組んであり、大きな屋根の平屋建て。

時代のぬくもりを感じさせつつも、解放的で、
太陽の光が差し込む館内は近代的な雰囲気をも、かもし出しています。

この建物は、歌川広重 「生野 白雨」の版画がモチーフとなっています。
白雨とは、夕立やにわか雨のことで、
突然の風を伴った激しい雨に 、坂道を往来する人々を生き生きと描写した
この絵は、広重の最高傑作の一つとして知られています。

広重美術館の杉の格子は、まっすぐに降り落ちる雨、

敷地内に植えられた金明孟宗竹(キンメイモウソウチク)
の黄金色と緑色とを合わせたような鮮やかな色彩は、
まさに「生野 白雨」の世界に出てくる竹・木々のようです。

広重美術館の建築美も然ることながら、
展示物も大変すばらしいものが揃っています。

広重美術館の収蔵作品は、およそ4500点。
うち300~400点が歌川広重の作品です。

館内には、常設展示室と企画展示室の2室あり、
常設展示室では主に歌川広重の作品を、
企画展示室では、年に10回ほど行われている企画展示を
行っています。

浮世絵は非常に繊細で、美術館のような照度・気温・湿度管理が
行きわたった環境でも、1ヶ月ほどしか展示ができないそうです。

ですから、常設の展示作品もこまめに展示替え行われており、
東海道シリーズをすべて見たいと思っても、
見終えるのは、なかなか難しいのです。

全部見たい!!という方は、是非こまめに通ってみてくださいね!!

そして12月3日(土)からは、年の瀬にぴったりな

  「忠臣蔵展」

が開催されます。

日本人の誰もが知っている「赤穂事件」は、元禄14年(1701)3月14日、
江戸城本丸松の廊下で赤穂藩主 浅野内匠頭長矩が吉良上野介義央に
斬りつけたのがはじまりです。

浅野内匠頭長矩は当日切腹、お家断絶、領地は没収され、
吉良上野介義央はお咎めなしの裁きが決まります。

この裁きを不服とした赤穂藩の旧藩士47人が翌年12月14日の深夜に
藩主 浅野内匠頭の仇を討つために、吉良上野介の屋敷に討ち入り、
本懐を遂げます。

元禄の太平の世を騒がせたこの仇討ちを「忠臣蔵」とはじめて呼称したのは
大坂 竹本座の人形浄瑠璃で、
その後「忠臣蔵」は歌舞伎でも上演され、人気演目になりました。

この企画展では、浮世絵に最も描かれた題材の一つ「忠臣蔵」に
焦点を当て、当時の人たちがこの演目をどのように鑑賞していたか、
各絵師の作品に触れることで、体感して頂けます。

歌川広重が、吉良亭に闇に紛れて討入りに向かう浪士たちを描いた

「忠臣蔵 十一段目一 夜討押寄」
(ちゅうしんぐら じゅういちだんめいち よるうちおしよせ)

や、忠臣蔵の中心人物 大石内蔵助をそれぞれの絵師が描いた
3枚の肖像画など、見どころ満載です。

年の瀬。

ぜひ、この忠臣蔵展で歴史の一幕に思いを馳せてみては
いかがでしょうか?

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馬頭広重美術館
〒324-0613 栃木県那須郡那珂川町馬頭116-9
TEL 0287-92-1199 / FAX 0287-92-7177 

開館時間  9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日  毎週月曜日(月曜が祝日の場合は火曜日)
     祝日の翌日(ただし土・日曜日は開館)

「忠臣蔵展」
会期 平成23年12月 3日(土)~平成24年 1月15日(日)

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