「美炎・馬頭琴の調べ」御報告

御報告遅れましたが、2011年10月9日に行われた「美炎・馬頭琴の調べ」は無事終了いたしました。
お蔭様で天候にも恵まれ、当日参加のお客様も沢山お越しくださり、メインの棚田での演奏は御満足いただけたかと思います。
ご来場いただいたたくさんのお客様、御協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
来場者は、スタッフも合せると198名でした。

詳細は、こちらをご覧下さい。 → 「美炎・馬頭琴の調べ」御報告 / HIROCRAFT

【馬頭琴奏者・美炎さんの感想】

棚田から世界へ

棚田でのコンサート
何もかもが夢だったみたいにすぐそこにあるみたいだし、遠くに行ってしまったようでもあり、
でも確実にそれを境に何か変わったような。
それぐらい素晴らしい時間だった。
私が演奏しておいてこんな事いうのもなんだが、
あのとき一緒に棚田にいたスタッフ、お客さん、
私も含めてすべての人が
何ともいえない時間を共有していた。
誰もが、棚田でなぜコンサートなのか、第1会場では駄目なのか、(野原の第1会場でのステージは歩けないお年寄りのために主催者のロクラフトさんが考えたものだった)思ったはずで
まず山道を歩きかなり行った所から突然視界が変わる。
かなり下に谷があって、そこに棚田が広がっているのを目にするとき
誰もがまずびっくりし、そして歓声にかわる。
そしてその棚田なかに畳4条ほどの石舞台を見つける。
そこがステージだ。
誰が見てもそこがステージで、このために作られたような舞台なのだ。
野原でのコンサートを終え、お客さんよりも一足先に舞台でまつ。
みな順々にやってきて、
ワートいいながらあちこちの畦や、
舞台正面の奥の斜面や沢ずたいのすずしい場所、
だんだんになっている客席に陣取っていく。
谷底から空を見上げると
大きく丸く空いた天上は天然の照明。
演奏する。
音が明らかにじわじわと伸びて広がっていくのが分かる。
この空と光と空気とお客さんと棚田の生き物と
すべてが混ざって私の心を満たしていくので、
演奏していて心のままにその通りに
おとがいろいろに出てくる。
そして本当にその曲通りに
風や雲や光が変化して、
あーこの曲はこんな曲だった。
この曲はこんなふうにも弾けるんだ。
と、棚田の照明さんと舞台装置さん(雲や風や太陽や)
と即興でコラボしていく。
野外での演奏は他にも経験があるのだが、その時も風や光や鳥や虫と
コラボするのだが、
この棚田の音響効果はどんなに素晴らしい音楽ホールよりも素晴らしい。
そこがもう本当に特別なのだ。
誰もがこの谷底の棚田のステージで出す馬頭琴の音色が
うーんと首を揚げた山の上にいる人まで、
同じ音量で響いてくるとは想像できないのだ。
トンボが沢山あつまってきた曲もあった。
鳥が合唱してくれた曲もあったし、
とんびが輪を描いて私の後ろの頭上をゆっくり旋回して飛んでいたのは、
私は見えなかったが、アメージンググレイスを弾いた時だったみたいだ。
龍は嵐を呼んで天に昇る
の曲の時は空が陰って私の背中に風がふいてきて
背中を押してくれたように心ずよかった。
たいていこんな幸せな舞台でも音はまあしょうがないか。外だしね。
って所だけど、何度も言うよー。音が素晴らしい。
地元のラジオ局の人やケーブルテレビの人なんかが映像を撮っていたけど、
ここでのひとときは衛星中継で世界中に発信したいくらいだ。
文字に出来なくてもどかしい。   2011年 10月 11日 (MIHO’S DIARYより転載)

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★posted by『hirocraft』★

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